「波動フォーラム・第13号」(国際波動研究所発行)で阿久津淳氏が紹介されている。とても示唆的な内容があるので紹介する。
阿久津氏は「波動の奥には高次元のモワレがある」という仮説(?)を提起している。・・・以下引用する。
「網目の模様を重ねると、円形状や六角形状のさまざまな波目の模様(モワレ)が発生しますが、これは『網目+網目=2つの網目』ではなく、『網目+網目=2つの網目+モワレ現象」ということを意味します。
これを突き詰めていくと、例えば一般的に波動の寄せ集めと言われている粒子(3次元での特異点)は、4次元以上の波動の連続性のモワレによる3次元での表現ではないかと考えられます。さらには、N次元の波動はもっと奥の次元のモワレのひとつの表現ではないかとも推測しています。つまり、次元が一つ上がらないと真相は見えてこないのです。」(引用終わり)
「波動」というコトバを「エネルギー」というコトバに置き換えるとより理解しやすいのではないか。それにしてもモワレ現象を見て次元での認識レベル差を洞察されたのはすごいと思う。
誰の眼にも映る物体はたとえ静止しているように見えても 実のところ 原子核レベル 原子レベル、 分子レベルで連続的に激しく振動しているのが実相だ。肉眼では決してそのようには見えないけれども。私たちは現象を便宜的に静止して 観察する。物質には波動性 粒子性があるが 「粒子」はまさに3次元で切り取った物質本体の一つの局面でしかない。それは氏が指摘するように 波動と波動がおりなす渦のなかで生じたモワレを捉えたに過ぎないのだろう。
モワレは3次元認識で 4次元視点からみると実相は2つの網の重なりである。モワレは3次元ならではの「虚像」といえるかもしれない。
例えば 平面図(2次元世界)でX印と認識しても 立体図(3次元世界)では2本の直線が交差しているだけで重なっていないという実相が認識される。平面図ではZ軸が見えてこない。これもひとつ上の次元に視点を置くことによって現象を正しく認識できることを教えてくれる。
セラピーや癒しの場面でも 肉体次元より上の視点から 病態を見ることが大切であろう。カイロプラスの施術はまさにこのテーマを研究しながら実践してきたし 宮園氣道のヒーリングも「命そのもの」の働きに視点を置いて 技を組み立てている。 2021.11.18
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