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執筆者の写真森 泰人(Hiroto MORI)

膠原病(特発性血小板減少症)

更新日:2022年5月21日


膠原病(自己免疫疾患という原因不明の特定疾患)には数多くの病気がある。リューマチ、ベーチェット病、クローン病、橋本病・・・・


もう 10年も前のことだが 数か月にわたり 特発性血小板減少症(脾臓や体内でリンパ球が新しい自らの血小板も異物<敵>とみなし 攻撃破壊してしまう病気で 血小板が極端に減少し 出血すると血が止まらないという病気 紫斑病)と慢性腎不全かつ溶血性貧血(赤血球ヘモグロビンの減少でだるい症状 これも自己免疫疾患のひとつらしい)で苦しむ高齢者(88歳)の方の施術をおこなった。


リンパ球(白血球の1種でウィルスに対抗する免疫細胞)が自らの健康な細胞まで異物とみなして攻撃破壊する自己免疫疾患は その原因が不明のため 特定疾患(難病)に指定され ステロイド投与治療などの対症療法しかないのが現状だ。病院でのステロイド投与と並行して 私はEFT(エモーショナル・フリーダム・テクニック 日本語で「感情解放テクニック」)と直傳靈氣の施術をおこなった。


結果からいうと 血小板の減少も赤血球の減少も止まり 正常値になり病態は回復した。膠原病担当の主治医が 「どうしてこんなに回復したのか、分からない」と不思議がり喜んでくれた。88歳の高齢者が ムーンフェイスにはなったが ステロイドホルモンの副作用に耐え 数カ月かけて病態を回復し 元気になったことはすばらしい。ステロイドホルモンがリンパ球による炎症を抑え その破壊能力を調整したのは確かだろうが それにも増して いやそれに相乗して EFTと靈氣療法が細胞レベルで働いてくれたものと思う。いったいどのようなメカニズムが働いたのだろうか? 作用機序はあるのか?


EFTの可能性は無限大といわれていて 心の感情的問題(悩みやトラウマ)だけではなく 身体的病態にも驚くほどの効果がある。それゆえ私は 靈氣と同等にEFTを重視し活用している。EFTは言葉を用いて 大脳の古い皮質(視床下部あたり)に情報を伝達する優れた方法で 催眠誘導よりもシンプルで確実だ。脳の潜在意識のデータを入れ替えることができる。今回の自己免疫疾患の場合は その根本原因を大脳の生体コントロール機能である免疫システムの誤作動とみて そのデータの改編を試みた。それが効を奏したと思う。


膠原病担当の主治医に 膠原病の根本原因は何か 聞いても「分からない。なんらかのストレスが原因になっているかもしれない」という返事。ストレスは条件であっても 根本原因は大脳の指令システムの誤作動ではないか 免疫力の疲弊ではないか と聞いても「さ~」という頼りない返事。これが今の医療の現実だ。今の医師は生命力の根幹をなす免疫システムと意識とのかかわりについて 問題意識を持っていない。かつて九州大学の池見酉二郎先生が精神身体医学(心療内科)を提唱されて どれほどの年月がたったことか。心(意識)と病気のつながりをシステマティックに解明し 治療に生かすことがもっと大切だ。私のアプローチは始まったばかり まだまだ実験的だ。でもやってみる価値はある。   2021.11.19





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